さっぽろほごねこ

日本ではここのところペットブームとともに全国的に「殺処分ゼロ」を望む声が高まり、メディア を通じて「処分ゼロ◯年達成」などの見出しをみることも少なくないのですが、実際のところはどうでしょうか。わたしたち札小獣で把握する限り野良猫が減っているという認識はなく、処分数が減っているのは民間の動物愛護団体による活動に頼っている、というのが現状であるという認識です。昨今は頭数の多い飼育崩壊などが頻発し民間の動物愛護団体の活動も医療費等の資金難、ボランティアの疲弊など問題を抱え、喫緊の対応策が必要となっています。
下記に札幌の保護猫団体ニャン友ねっとわーくさんよりヒアリングした数値を、一つのサンプルとして公開させていただきます。

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グラフから見えてくるのは、多頭飼育崩壊による保護や、孤独死や施設入居時に猫を委ねるケースの増加です。のら猫の保護も増え、成猫を中心として譲渡が難しい例をたくさん抱えているようです。
多頭飼育崩壊が発生する要因は様々ですが、増加の一途を辿っているのは明らかです。一度につき100匹超が保護されるケースもあり、民間の保護団体の善意だけでは対応しきれない規模になっています。
下記にNPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道からヒアリングした数値をサンプルとしてご紹介します。この8年で多頭飼い崩壊のみでトータル640匹の猫を保護しています。

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